
イタリア製のハンドメイド
一つのひらめきから生まれたアイデアに、イタリアの工房で腕利きのモデル職人が命を吹き込みます。紙の型や試作用の革を使って輪郭を形づくる――この最初の工程は「サルパ(salpa)」と呼ばれ、完成品の最初の手ざわりを感じ取ることのできる、重要なプロセスです。

デザイナーと職人の間には、
言葉を超えた美しい協働があります。
時を超えて愛されるエレガンスと、現代的な機能性。その両立を目指し、細部に至るまで丁寧に磨き上げられていきます。
素材の選定から一針一針の縫製に至るまで、すべての工程に思慮と誠実な手仕事が込められています。
バッグの優美なフォルムが長く保たれるよう、目には見えない補強が随所に施されており、美しさと耐久性の完璧なバランスを実現しています。

次の工程では熟練の職人たちが革を丁寧に裁断し、
ひとつひとつのパーツを組み上げていきます。
一針ごとに、染め上げられたエッジのひとつひとつに、そして丁寧に仕上げられたハンドルの一本一本に、揺るぎない情熱と誠実な手仕事が表れています。
繊細な型押しによるクロコダイルの質感や、手刺繍の細やかな装飾に至るまで——すべてのディテールが、“イタリアの職人技”を体現する芸術へのオマージュとなっています。
レザーの選定 —— 卓越性はここから始まる
卓越したバッグづくりは、職人と素材との静かな対話から始まります。
そこに、ものづくりの本質がかたちづくられていきます。
革の選定は、バッグ製作において最も重要な初期工程のひとつ。
革にはそれぞれ異なる特性や表情があり、理想とするデザインのフォルムを実現するためには、そのすべてを的確に見極める必要があります。
一枚一枚の革は、厚み、しなやかさ、自然な艶、そして重さまで、細部にわたり吟味され、デザインと完全に調和する素材だけが選ばれます。
私たちのブランド達が使用するレザーは、イタリア北部・ヴィチェンツァ州の由緒あるタンナーから仕入れられたもの。この地域は、イタリアの高級皮革産業の伝統を今に伝える地として知られています。
これらのタンナーは、LWG(Leather Working Group)認証を取得しており、環境への配慮と芸術的なクラフツマンシップを両立させています。
その精神が、素材にも、そして最終的な製品にも、美しさと良心の両方を宿らせているのです。

メタルディテール—— 静かにきらめくラグジュアリー
たとえごく小さなディテールであっても、
そこにはさりげない気品と存在感が宿ります。

私たちの金具には、18金仕上げが施されています。
一つひとつ丁寧にコーティングした後、時の経過や変色、摩耗に強い保護層を重ねることで、
その輝きを長く保てるよう仕上げています。

イタリア製のこれらのパーツは、
強さ、軽やかさ、そしてエレガンスの繊細なバランスを体現しています。
それぞれのバッグに、さりげない華やかさを添える存在です。
時を超えるエレガンス、その生きた継承
ベトリーナ ミーアのものづくりの核にあるのは、細部への徹底したこだわりと、揺るぎない品質への信念です。私たちがご紹介する一つひとつの作品は、ブランドのクリエイティブディレクターたちの芸術性と情熱の結晶。
彼らの多くは、長年にわたり名門ラグジュアリーメゾンの舞台裏で、与えられたビジョンの中で黙々と腕を磨いてきました。そして今、自らの名を冠したコレクションで、自分自身の物語を語り始めています。同じ志を持つ熟練の職人たちと手を取り合い、それぞれの感性と美意識を表現する、唯一無二の作品を生み出しているのです。
彼らの多くは、長年にわたり名門ラグジュアリーメゾンの舞台裏で、与えられたビジョンの中で黙々と腕を磨いてきました。
そして今、自らの名を冠したコレクションで、自分自身の物語を語り始めています。
同じ志を持つ熟練の職人たちと手を取り合い、
それぞれの感性と美意識を表現する、唯一無二の作品を生み出しているのです。
彼らは今、ラグジュアリーの定義そのものを静かに書き換えています。
エレガンスは決して名の知れたブランドだけのものではない。
それは、心から生まれ、魂と誠実な技術によって形づくられるもの。
デザインを描く者と、それを形にする手仕事が、ひとつの想いでつながるとき——
本物の美しさが生まれるのです。
これこそが、彼らの体現するイタリアの粋。
そして、これは彼ら自身の物語です。


